shun21 diary

ライブレポートや観劇の感想中心。基本ネタバレします。

ミス・サイゴン@帝国劇場

さて行ってきます。
今日のキャストは↓。

エンジニア:筧利夫
キム:知念里奈
クリス:藤岡正明
ジョン:坂元健児
エレン:鈴木ほのか
トゥイ:泉見洋平
ジジ:池谷祐子

今日はミス・サイゴン帝劇公演の千秋楽。
1ヶ月ぶりに見る知念さんのキムが凄く楽しみです。
ちなみに藤岡クリスとの組み合わせを見るのが千秋楽にして初だったりします。
どんな感じなのか今から楽しみだったりします。
特別カーテンコールもあるみたいですし
千秋楽なので熱い舞台が観れるんじゃないかな?とも思ってます。
んじゃ楽しんできます。



12:25、現在帝劇ロビー。
有楽町に着いて、もしかしたら・・・と思い三省堂書店有楽町店へ。
んで、タレント本のコーナーへ行ってみたらあった!
サンドのサイン本が!
通常サイン会の後に残ったサイン本はそのまま次の日あたりから売り出すんだけど、
まさかサイン会から結構時間が経っているので残ってるとは思わなかった。
ということで1冊だけ購入。
その後、昼飯を食べてから帝劇入りして現在休憩中。


今日は1階最前列という最終日にして一番良い席で観てきました。


キャスト別の感想を。
筧エンジニアはドリームランドでジジがGIに「アメリカに連れてって」と頼んで
GIがキレたあとにジジにさりげなく「焦るな」と一言言うところや
1幕ラストのキムとタムに手をゆっくり差し出すところがすごく好きです。
そういやバンコクでのオーナーとのシーンのアドリブが
今日は千秋楽ということもあり長くて思わず笑ってしまった。


知念キムは歌の方が若干力み気味な部分もあったけど大熱演でした。
17歳の頃はクリスに出会うまでずっとおびえていて、
クリスと出会ってからは幸せな表情をみせて、3年後に母になった後は母親の強さや
タムをアメリカ人にしたいという想いが痛いほど伝わってきました。
ずっと思っていたことだけどリンチを受けた後に
タムが寝ているベッドを確認するところが母親の愛情を感じることができて好きです。
今日の『命をあげよう』は最初の方はタムを見つめながら歌う時の笑顔が優しくて
後半は熱唱してました。
ラストシーンはもう涙が溢れそうでした。


藤岡クリスは初めて観たんですが熱いクリスというのが第一印象。
『神よ何故』が始まる前にタバコを吸ってたけど藤岡クリスのみの演出っぽいな。
知念キムとの相性はなかなか良かったと思いました。
エレンに告白するシーンは迫真の演技ですごかった。


坂元ジョンはドリームランドで藤岡クリスの股間をタッチしてた(笑)
藤岡クリスもやり返してたけど(笑)
これはこの2人だけのような気がする。
『ブイ・ドイ』は前回観たときと同じくラストのメロディをアレンジしてました。
坂元ジョンの場合はこっちの方が好きだな。


ほのかエレンは今日も優しさが溢れるエレンで素敵でした。
『今でも信じてるわ』での知念キムとのデュエットも綺麗なハーモニーですごく良かったし、
キムとエレンの対決シーンはほのかさんのエレンが一番好きだな。


泉見トゥイはキムへの愛と狂気が混ざった感情が溢れた演技がすごかったです。
『クークープリンセス』から『トゥイの死』までの
キムとの掛け合いや射殺されるところが特に良かったかな。


池谷ジジは『我が心の夢』の歌いっぷりが素晴らしかったです。


カーテンコールでは花投げをしてから昨日で帝劇公演の出演が終了した
赤組とタム2人が一緒に登場しました。
挨拶は筧エンジニア→池谷ジジ→泉見トゥイ→ほのかエレン→
坂元ジョン→藤岡クリス→寺井タム→知念キムの順番。
筧エンジニアは「4年前は初ミュージカルで音程を注意することに
気を取られていたので4年前より役を深めることができたんじゃないかなと思います。
ここにいるお客さんは博多座では30回は見てくれるんじゃないかな?と思っています(笑)」
と話してました。
池谷ジジは「この場に立てることが幸せです。ぜひ博多座にいらしてください。」と
感極まりながら話してました。
泉見トゥイは「4年前、トゥイという役に出会い舞台に立った時に
『こんな自分もいるんだ』と驚きました。今回もいろいろな発見がありました。
なので来年の博多座ではどんな自分に出会えるのか楽しみです。」と話しました。
ほのかエレンは「初演以来15年ぶりにエレンを演じました。
エレンは難しい役で毎度試行錯誤しながら演じてきました。
世界に戦争や貧困がなくならない限りこのミス・サイゴンは上演し続けます。」
という素晴らしい挨拶でした。
坂元ジョンは「この作品を見たのが初演の時でした。
その時からずっとこの作品に出たいと思ってました。
その時にCDを買ってカラオケで歌ったりしました。
特にクリスの『WHY GOD WHY』とジョンの『ブイ・ドイ』は歌ってました。
カラオケで歌っていたらほかの客に外から見られたりして
恥ずかしい思いをして歌ったりしました(笑)
来年の博多座もありますが僕は1月しか出ません。
なので特にこだわりのない方は僕の出演してる日に…(笑)」と話していました。
藤岡クリスは最初の方を少し忘れてしまったので印象に残ったところだけ書きます。
「祖父が戦争で1週間早く行っていたら死んでいたという話を思い出しながら演じてました。
祖父が生きていなかったら今の僕はいない。
そう考えたら今この作品に出ているのは運命みたいなものなのかな?とも思ってます。」
ということを話していた・・・と思います。
寺井タムは知念さんに「話せる?」と言われた後に
「ありがとうございました。」と一言話しました。
最後に知念キムは「4年前にこの作品に出会い、
また3時間と少しキムとして舞台で生きれるのが嬉しいです。
この作品はいろいろな形の愛があると思います。
私もスタッフや出演者、もちろんお客さんにもいろんな愛をもらいました。
これを表現者として、また一児の母としてこの作品を通じて伝えられたらと思っています。
今日は本当にありがとうございました。」といった感じの内容を話してました。
挨拶終了後、『アメリカン・ドリーム』をキャスト、客席みんなで歌いました。
客出しの『命をあげよう』のオーケストラバージョンの
後のカーテンコールでは縦に2列で並び、順番に挨拶をしていきました。
最後は藤岡クリスとサンボさん3人の4名でしめて
その後に筧エンジニアが土下座で幕が下りました。
その後にもう一度カーテンコールがありました。
私は客出しの『命をあげよう』のオーケストラバージョンがすごく好きなんだよね。
CDで欲しいくらい好きだったりします。


その後出待ちに行ってみた。
17:35くらいに知念さん登場。
今日は早いね。多分プリンシパルでは一番目くらいだよ。
こういう日に限ってパンフを持ってこない私(苦笑)
パンフを持ってきたり2000円をケチらないでパンフを買えば良かったと今更ながら後悔。
仕方ないので握手だけしてもらい少しだけ話させてもらいました。
久々過ぎて話すことを考えてなくてあまり話せなかったけどね。
来年のレミゼの仙台公演について聞いてみたけど
まだ決まっていないのか「行けたらいいですね」との反応でした。
まぁ、情報公開前なので仕方ないですね。


そのまま上野まで移動して夕食を食べてから特急に乗り込み今電車の中で書いてます。
舞台自体も素晴らしかったしカーテンコールの挨拶も
それぞれ丁寧に挨拶されていたので良かったです。
久しぶりに出待ちで知念さんを見れたし本当に満足しました。
パンフを持って行かなかったことが唯一の後悔かな。
でも良い舞台だったし満足でした。