shun21 diary

ライブレポートや観劇の感想中心。基本ネタバレします。

ミス・サイゴン@帝国劇場

今日は帝劇でミス・サイゴンを観てきます。
約1ヶ月ぶりです。
今日のキャストは以下の通り。

エンジニア:筧利夫
キム:知念里奈
クリス:井上芳雄
ジョン:坂元健児
エレン:シルビア・グラブ
トゥイ:泉見洋平
ジジ:池谷祐子

どんな舞台を見せてくれるのか、今から楽しみです。



観てきました。
知念キム、演技が細かくなりましたね。
クリスと恋に落ちるところ、トゥイとの対決、ジョンとの再会、エレンとの対決、ラストの自殺の
どれも演技が深まっていてより自然にわかりやすいように演じていたように思えました。
特にラストシーンはクリスにタムを預けるシーンの熱演ぶりには泣きそうになりましたよ。
ただ一幕ラストの『命をあげよう』はいつもならもっと丁寧に歌うのに今日は特に高音部分が少し荒く感じました。


筧エンジニアは再演の時の印象とは全く違う印象を持ちました。
歌は断然今回の方がうまくなっているように感じました。
ただアドリブが少し多いように感じました。
それがちゃらちゃらしすぎた感じに見えたので少し残念でした。


井上クリスはクリスでは初めて観ましたがなかなか似合っていたように思いました。
知念キムとのデュエットも聴き応えありましたしエレンへの告白のシーンもなかなかよかったです。


坂元ジョンは『ブイ・ドイ』の熱唱っぷりに感動しました。
少しメロディーをアレンジされてましたがそれも良いアクセントになっていました。
キムとジョンのデュエット『プリーズ』もキムに真実を伝えられないもどかしさが伝わってきてよかったです。
全体的にはっきり歌われる俳優さんなので聴きやすかったです。


シルビアエレンは私の中のエレン像とは少し違っていました。
私の中のエレン像は優しく包容力のある歌声と演技を持つ人なんですが
シルビアさんの場合、地声が低いこともあって少し冷たく感じてしまいました。
特に1幕の『今も信じてるわ』の部分で強く感じました。
2幕は歌声になれたこともありあまり違和感を感じないで観ることができました。


泉見トゥイは少し声が枯れていました。
ただそれを補うかのような迫真の演技に圧倒されました。
特に『トゥイの死』の部分は知念キムとの掛け合いが絶妙でした。
ピストルで射殺された後のシーンでは知念キムがいつもより長く泣いているように感じました。
彼のトゥイは激しいんだけどどこか切ないんですよね。
それが今日も感じました。


池谷ジジはきれいな歌声でした。


カーテンコールのあとに筧さん一人で出てきて
「明日は久しぶりの休演日。なのでさっさと帰ってください(笑)」と言い
今日の舞台は終了しました。


んで出待ちを今回もしました。
今回は里奈ファンのmatthewさんと一緒に。
前回は岸ジョンと橋本エンジニアのサインをゲットしました。
今回は坂元ジョンのサインをゲットして井上クリスとは握手をしてくれました。
その後知念さんを待っていたんですが一向に出てこなくて
今回もタイムリミットなりそのまま帰りの電車に乗りました。
というのも前回も出待ちで知念さんに会えなかったんですよ。
「役が抜けるまで時間がかかるのかなぁ?」とmatthewさんと話しながら駅に移動しましたよ。


今日の舞台は全体的に見ても素晴らしい舞台だと思いました。
それも毎回違う印象を持ちます。
でもそれは舞台の持ち味だから何度でも楽しめますね。
来月もキャストがほとんど違うので楽しみです。