shun21 diary

ライブレポートや観劇の感想中心。基本ネタバレします。

朗読劇「ラヴ・レターズ」@渋谷・PARCO劇場

移動中。

今日は新しくなったPARCO劇場にて朗読劇「ラヴ・レターズ」を観てきます。

出演者は↓。

松重豊

大竹しのぶ

お目当ては松重豊さん。

ドラマやラジオで拝見・拝聴させていただいてますが生で観るのは初めてだったりします。

大竹しのぶさんも生で見るのは初めてです。

ラヴ・レターズという朗読劇は有名ですが生で観るのも初めてだったり。

大人な二人の「ラヴ・レターズ」楽しんできます!

 

到着。

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20:50頃終演。

面白かった!

最初から最後までBGMも無ければ具体的なセットもない。椅子二つとドリンクを置く用の小さなテーブルのみ。後は文通のやり取りを読むのを照明のみで演出するというシンプルなもの。


松重さんは1幕の最初のみ少年の声を声色で作ってましたが、徐々に青年に成長するのにつれ普段通りの松重さんの声に。

あまり言いたくない事柄に対する返事を焦らしたり遅らすって今のSNSとかでも普通にあることだと思うんです。人間らしさが出てる戯曲だなぁと思いながら見てました。

大竹さんの役は二人の手紙のやり取りからしか読み取ることはできませんが、波乱万丈さが出てたような気がします。


2幕は松重さんの役が軍隊に行ったり、法律家を目指したり、最終的には議員になるというのが手紙の文面を読むだけで、立場が変わるのがわかるというのが松重さんの演技力が凄いんだなぁと改めて思いながら見てました。

大竹さんの役とは表向きは結婚はできなかったものの、文通を40年以上続けるわけですから想いは二人とも強かったんだろうなぁとは思いました。

松重さんの役は結婚をして子供いる家庭のある政治家で、二人の仲が結果的に不倫スキャンダルになってしまう。関係を止める話し合いをしてからは大竹さん側の手紙ばかりになる。

大竹さんの役が病にかかることから、亡くなって松重さんの一人で届かない相手へ書くラブレターがとても切なくて、照明の明かりを徐々に暗くしていくのは切なさを倍増させてたので切ないラストだったなぁ。


カーテンコールは3〜4回くらい出てきてくれて、腕を組んで下手側にはけるのを繰り返してたけど下手側の前の方の席だったので1m先に松重さんが見れたりなんかしてとても嬉しかったなぁ。

スーツ姿のグレーヘアの松重さんはジェントルマンだと思ったし素晴らしい役者だなぁと思いました。

大竹さんは演技力は流石だなぁと。素敵なカップルだったと思います。

他のペアだとどんな感じ方になるのかが気になりますが、松重さんと大竹さんのペアで観れて良い気分で帰ることができますw