移動中。
今日は千歳船橋駅近くにあるAPOCシアターで吉原光夫さんの劇団、Artist Company 響人のリスタートイベントを観に行きます。
私は15時開演のマチネ公演。
どんな感じなのか予想がつきませんが感染対策をした上で楽しんできます!
到着。
16:30過ぎに終演。内容は↓。
●「喜びの孤独な衝動」(「お月さまへようこそ」から)
●響人を振り返るトーク(卓士さんのTwitterへリプライで観客と会話)
●朗読「命を弄ぶ男ふたり」(岸田國士)
最前列に座ったけど絵画のセットと椅子とテーブルが置かれてるだけのシンプルなもの。正面が3列・左右に1列ずつの囲み舞台でステージと最前列は段差とかもなし。
最初にやった会話劇は人魚に恋する男(卓士さん)とその友人(光夫さん)。
これ戯曲あるんだろうか?
ある程度の台本しかなさそうな気がしてる。
(戯曲わかりました。「お月さまへようこそ」の「喜びの孤独な衝動」。すっかり抜け落ちてました)
オフマイクでやってたのですが、声を荒げるところの光夫さんの声量よ。。。大迫力で怖かったよw
緊張した演劇空間が終わった後、光夫さんの声が明るくて緊張が解ける感覚でしたね。
スタッフ陣は一流のスタッフで最初このイベントをやると決めた時は2人だけでやろうとして劇場に伝えたら「2人では無理じゃないですか?」と言われ響人に携わってくれたスタッフの方の協力のもと今回の響人フェスができたとのこと。
二人の後ろに飾られてる絵画も響人で過去に携わったスタッフの方が描いたらしい。
光夫さん曰く「抗原検査とPCR検査済みなのでディープキスしても大丈夫です」と話されてましたw
卓士さんが響人の舞台に出るのは「金魚鉢」以来8年ぶりで緊張してると光夫さんから伝えてたんだけど、耳を疑ったよね、え?あの「金魚鉢」がもう8年前なの?調べてみると2014年と書かれてるから本当だw 月日の流れが恐ろしい。。。ジャージの食い込んだ光夫さんの体育教師の話もしてましたね。
響人を振り返るトークは「悲しみと息子たち」から観てる方が観客にいらっしゃるのが凄いなぁ。下北沢の楽園でやった時光夫さんの頭がついたらしいw あと照明が日生劇場クラスの量で暑くて間引いてと伝えたらしい。
初演の前のプレ公演を乃木坂のバーでやった時、卓士さんが悲しい子供役をやろうとしたら目の前が卓士さんの両親で温かな家庭で育ったからやりにくかったとのことw
卓士さんがツイートしたのにリプライをして会話をするということをしたんですが、私は「『楽屋』と『署名人』から」とだけ書いたら
拾ってもらえて「ここ(APOCシアター)でしたよね?」と触れてもらえました。挑戦的な作品だったとも。鉄組で2回建てのセットを作ってあれが元からこの劇場のものだと勘違いされたと話してました。
劇場でスマホの電源を入れてツイートするのも勇気いるけどでも楽しかったな。
ちなみに卓士さんのツイートは後ほど削除するとも話しておりました。
「ダウト」の話もすごかったけど文字として残すにはやばい話だったので載せないでおきますw
「La vie en rose」の話は光夫さんの奥様(和音さん)が初参加した作品と話されてましたね。
「夜の来訪者」は光夫さんが刑事役で問い詰める役で、他の役者が演技してる中、光夫さんは一人「そっちに行ってて」と言われて、舞台稽古の時「立ち位置違う」と言われ探り探りだったらしい。
あと稽古に時間をとり過ぎて通し稽古ができずで初日前日深夜に通し稽古をやって、泊まっちゃいけない劇場だったのに全員で泊まったとも話されてましたね。
「お月さまへようこそ」は響人では2回やってて、海宝くんや宮澤エマさんがやったのが2回目。1回目はUnderground公演としてやったと話されてました。
リプライされた方は海宝くんver.の方だったそう。
「わが町」という作品は光夫さんが一番好きな作品と話し、ある演劇学校の卒業公演として演じられる戯曲でこの「わが町」という作品を演じる役者はみんな辞めると話されてました。役者の道に行かせないためにわざとその演劇学校では卒業公演で「わが町」をやってると話されてました。
「このままトークしててもいいんじゃないか」と光夫さんは話してたけど否定する卓士さん。
「あんなに準備した音声さんが悲しむ」とw
戯曲の朗読として岸田國士氏の「命を弄ぶ男ふたり」をやる事に。
どちらも線路で自殺しようとしてる男役で、包帯ぐるぐる巻きの男を光夫さん、メガネをかけてる役者役が卓士さん。
「『命を弄ぶ男ふたり 青空文庫』と検索すると戯曲が読めますからスマホで読みながら参加でもいいです。でもたまには僕らの方も見てください」と光夫さんから話され、朗読に入ろうとするとモードに入る卓士さんに違和感があったらしくやり直しにw
https://www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/52081_45849.html
戯曲の青空文庫のURLを貼っておきます。
岸田國士氏の戯曲を初めて聞きましたがやっぱり戯曲賞に名前がつくくらいなので面白かったですね。
タブレットで戯曲を読みながら、音響さんの汽車の音で助けてもらいながらやってましたね。
「この作品を復活した響人で演出家を立ててこのAPOCシアターで卓士と二人でやりたいと思ってます」と話されてました。
「日本人が書いた戯曲を大きな劇場でミュージカルとしてやるのもいいと思うんだけど」と光夫さんが話されてましたね。
「日本人の書く戯曲は湿っぽいところがあるから似合わないのかもしれないけど」とも話されて某演出家の名前と舞台名をネタにしてましたw
「朗読劇は嫌い」と光夫さんは話されてましたけどこういう時なのでやったとも話されてましたね。
これでイベントは終わりとのことでした。
時間は90分を少し過ぎたあたり。
光夫さんは「話したりねー!」とも話してましたねw
面白かったなー。
もっとやっても面白かったとは思うけどソワレも控えてますしね。
久しぶりに光夫さんを小劇場で見たのでオフマイクであの迫力はやっぱり凄かったなー。
卓士さんの演技も素敵でした。
この二人で「命を弄ぶ男ふたり」を本公演をやる日を心待ちにしてます。
そういや光夫さんが少し歌った(彼を帰して)んだけどどの作品の話からだっけ?卓士さんがセリフを飛ばした話から「間違えたこととか気にするの?」と光夫さんが話されてましたけどその作品をよく観てる方はより思うことだと思う。そこで「彼を帰して」の歌い出しを少し歌ったんだった。
完全燃焼しましたー!