移動中。
今日は渋谷のBunkamuraシアターコクーンにて舞台「ジョン王」を観てきます。
お目当ては代役での出演の吉原光夫さんのジョン王。
シアターコクーンって一度も中に入ったことがないんですよねー。
シェイクスピアの戯曲の舞台を見るのも初めて。
感染症対策をした上で楽しんできます。
到着。
カメラ収録入るってどうせ記録用でしょ?と思ったらちゃんとしたゴツいカメラが正面4台+左右サイド1台ずつだったので商品化 or TV放映用だと思います。
1幕を見た時点では吉田鋼太郎さんの演出が私には演出が合わないなーと。
開演10分前に扉の向こう側がガラ空きになってて渋谷を歩いてる人とか普通に見える演出が現在から物語の時代に行くという意図は好きだったけど、死体の人形が何度も落ちてきたり、1幕ラストなんて死体の人形を吊るして「涙そうそう」を歌うって悪趣味すぎてなー。。
歌えないキャストに歌わせるのもどうなの?とも思ったし、曲が入る度に冷めた目になっていく私がいて、1幕冒頭に光夫さんが歌うのは嬉しいけどなんで演歌なの?とは思ったり。
2幕は最初からジョン王の命令で幼いアーサーを殺そうとするヒューバートの二人の演技が良すぎてだいぶ物語に引き込まれた。
光夫さん演じるジョン王の器の小ささが光夫さんの演技から伝わってきて。光夫さんらしい人間臭い役作りだなーと思いながら見てました。
で、光夫さんが病気で亡くなる時に歌う歌の声色の使い方が素晴らしかったけどなんでこの時も演歌なんだろう?とは思う。
音楽劇として作られてましたけど歌の導入部分が私が今まで見たミュージカルと違うので歌が浮いてしまうのが勿体無いなーと思った。
最後小栗旬さんがライフルを向けられながら鎧を脱いで冒頭の赤いパーカーの現代の人物に戻り渋谷の街へ戻る演出は今のロシアとウクライナの戦争と重なるように見せるのはいい演出でしたね。
1幕だけ見た時はとっ散らかってるような感覚で物語に全然引き込まれなくて演出も好みじゃなくて何これと思いながら見てて、2幕はちゃんと物語に引き込まれたから良かったものの1幕だけだったら不満だけしかなかったと思う。
1幕の時点では演出も好みじゃなかったし戯曲も面白く感じられなくて2幕は面白かったからちゃんと2幕まで観て良かったよ。