shun21 diary

ライブレポートや観劇の感想中心。基本ネタバレします。

舞台「世界は一人」@仙台・電力ホール

現在会場。

今日は電力ホールにて舞台「世界は一人」を観てきます。
出演者は↓。(敬称略)

●俳優
松尾スズキ
松たか子
瑛太

平田敦子
菅原永二
平原テツ
古川琴音

●バンド
Vo,Gt.前野健太
B.種石幸也
Pf.佐山こうた
Drs.小宮山純平

ツイッターのフォロワーさんのオススメで見ることにした舞台。
生で観たことがあるのは松たか子さんのみ。
その松さんを見るのも2004年のミス・サイゴンのキム以来とw
キムの記憶もあまり残ってないんですが…w
予習もあまりできてなくて、音楽劇というくらいしかわからない。
仙台はあまり舞台が来る地方ではないので貴重な機会を噛み締めながら見てきます!
楽しんできます!



15:30頃終演。
ストプレに慣れてないのもあるけど私には難しかったなぁ。
現代の世界と過去の世界とパラレルワールドを行ったり来たりで。
林間学校で寝てる時に先生に起こされておねしょ防止のためにトイレに連れていかれた幼なじみの松尾さん、松さん、瑛太さんの3人は思春期から大人として生きてる今も生きづらい人たちなんだろうなぁ。
松さんの演じる役が窃盗で少年鑑別所に入ったり、出たらそのまま5階から飛び降り、体のあちこちを骨折してという重たい過去を持ってて。
そこから松尾さんの役と東京で再会するものの「別人として出会う」という切ない繋がり方で。
できちゃった結婚して子供が生まれて子育てしても松さんの役の脆さや弱さが出てくるので観ててつらかったなぁ。
何度か歌われた「何も知らない頃に戻ってやり直そう」という意味の歌詞は心に響いて泣きそうになったわ。
やり直せば別の世界があるかもしれないという淡い期待が込められている気がして切なかったなぁ。
重たい世界観の中に平田敦子さんのシーンで少し笑いが生まれるのは観てる方も重たい気持ちから少し緩和されたような気がしまして素敵でした。


音楽劇なので歌もありまして。
松尾さんは芝居歌でしたけど素敵な歌声で松さんとのデュエットがとても温かな気持ちになりました。
松さんはミュージカルやら歌手活動やら色々やってるわけでそりゃ文句のつけようがない歌声でしたよ。
松さんの歌声が好きなのでまた生で聞けて嬉しかったです。
瑛太さんは結構歌が上手いんだなぁと本職じゃないのに素敵だなぁとなりました。


補足の為にもう1回みたい気もしましたがこの重たい世界観は見ててつらかったのでこれで終わりでもいいような気がしてます。
ま、残りは地方公演のみなのでどっちにしろ行けないんだけどねw
‪セットは鉄骨で作られた無骨なものを回転させて観客に想像させるという演出が粋で素敵だったなぁ。‬
ストプレ(に近い音楽劇)の感覚を久しぶり観て懐かしさと新しさを感じました。